統計的に考える事の大事さ

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私達が事象を認識し考える時、偏った考え方・間違った考え方になる事があります。
局所的・部分的に事象を捉えて、全体を考慮しない事が原因の一つです。

例えばネットカフェ難民という現象を考えてみましょう。東京の人口が1000万人だとし、20代以下の人口が100万人だとしましょう。所謂ネットカフェ難民の人口に対する割合はどれ程になるでしょうか?ネットカフェ難民が5000人だとしてて20代以下の人口比で0.5%です。これは社会現象と言える数字でしょうか?

メディアは特殊な事象が好きです。ありふれた出来事では誰も記事を買ってくれません。ゆえにメディアと接する際は、その記事が統計的に本当に適切な評価であるか疑ってかかる必要があります。凶悪な犯罪が多く発生している様な気がしますが、本当でしょうか?過去5年間の犯罪発生率の推移はどうなんでしょうか?

また論理的に物事を考える際に陥りやすい罠があります。それは物事を
・全 なのか 無 なのか
・yes なのか no なのか
と極論で考えてしまう事です。A か B か、黒白はっきりしないと気がすまないんですね。
大概の場合、真実はその中間にあり、大事なのは “その程度” である事が多いでしょう。

後5日

統計的に考える事の大事さ」への0件のフィードバック

  1. >真実はその中間にあり、大事なのは "その程度" である事が多いでしょう。

    いや、そんなことはないと思いますよ。それはナァナァですませることが美徳の日本人ならではの価値観ですね。

    この世の中で起きることのすべてはデジタル的な考え方で説明できるそうです。つまりこの3つの組み合わせですね。

    – 順次処理
    – 繰り返し処理
    – 条件分岐

    上の真実というのは、受け止め方ということだと思います。心はデジタル的な考え方では説明できません。なんで音楽を聞いて感動したりテンションあがったりとか説明できないですよね。by kenchan

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