自分の小さな「箱」から脱出する方法

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自分の小さな「箱」から脱出する方法

同僚のSugishitaさんから本書を頂きました。有難うございます。

人間は自分の欲望を追求する一方で、利他的な行動への欲求もあります。人間が社会的な動物であり集団で進化してきた事を考えれば、これは当然の事でしょう。

その利他的な欲求を様々な理由(e.g.面倒くさい)で否定すると、その行動・判断を正当化するために事実を曲げて見てしまう様になり、筆者が言う、箱の中に入っている状態になります。箱の中に入っていては、公正な対応はできず、また相手に自分の言葉も届かなくなってしまい、人間関係がギクシャクしてしまいます。

筆者の言う事に納得感はありますが、話を単純化しすぎていないかなと感じました。箱は、利他的な欲求の否定だけから生まれるものでしょうか?私には、この箱というものが、人間が誰しもが持っている先入観の様に感じられました。つまり人を色眼鏡で見るという事ですね。またイソップ童話でも有名な話ですが、自分が達成できなかった目標を不当に低く評価し、自分を正当化するといった心理的なプロセスも箱の一部でしょう。

本のストーリでは、経営者・社員が箱の外に出ることで会社が発展すると描かれていますが、現実はそうなんでしょうか?時価総額でNo1のアップルコンピューター・前CEOスティーブ・ジョブスはアップル発展の功労者ですが、”嫌な奴”としても有名です。彼は箱の外にいたのでしょうか?中にいたのでしょうか?

監修している金森重樹さんが「まえがき」の中で、本書中のエピソードと似たような話を持ち出していますが、私には金森さんが本書の解釈にとても困った証の様に思いました。金森さんと言えば、借金地獄から這い上がって、不動産ビジネスで成功している恐ろしい人です。(「通販大家さん」というキャッチフレーズで、サラリーマンにマンション経営をアドバイスをしています。私は、結構前から知っていました)。人生の酸いも甘いも噛み分けた金森さんが、本当の所どう感じたのか気になる所です。

大宮の “フローラ黒田園芸” さんに行って来ました。とても可愛い園芸用品も揃っていて中々楽しめました。

以下、本日の食事

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